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2011-09-07 10:21 | カテゴリ:こーじ@フィリピン
こんにちは。
ご無沙汰しています、

といっても自己紹介記事以来初の更新ですが。

現在世界で一番コールセンター(英語)の多いフィリピン。
アジアの中でも英語公用語である国として、語学留学にも韓国人を中心に多く訪れています。
日本でも徐々に注目を浴びることになるのではないでしょうか。

今回はそんなフィリピンの言語について面白いエピソードがあったのでご紹介します。

今はアジアの中で英語公用語国として、コールセンター等でBPO市場(アウトソーシング先)として注目を浴びているフィリピンですが。元々、英語は母国語ではありませんでした。
実はフィリピンの言葉って色々あります。というのも700以上の島々からなるフィリピンは地域によって使用する言語が異なるのです。(約170種類と言われているようです)
例えば、首都のマニラがあるルソン島ではタガログ語が母国語として、また主流な言語として話されていますが、観光地で有名なセブはセブアーノという言葉が話されています。

16世紀にはスペインによる植民地化が始まりましたが、その影響でスペイン語と共通の言葉を持つ言語も多いです。
そして英語はパリ条約以降、フィリピンの統治権がスペインからアメリカにわたった後に存在感を示すようになります。
アメリカにより、現在の教育制度と共に英語教育がもたらされました。
戦後は、言語に長けたフィリピン人がアメリカに多く移民するのですが、この話は割愛。


というように、元々フィリピン人の母国語とは別に英語がやってきたというわけです。
移民が多かった、と書きましたが英語ができたためより賃金水準の高い国へ出稼ぎに行く人が多かったのです。
現在もその恩恵として、海外から仕事を引き受けたり、英語を話す能力を身に着けるフィリピン人が多いのです。
しかしながら、英語を話すのは高等教育を受けた、エリート階級なのです。タクシードライバーやバスの運転手はあまり英語に長けてはいません。


以上がタガログ語と英語のおおざっぱな予備知識です。


今回、紹介したかったのはとある生徒(フィリピン人)により掲示板の書き込みです。
こんな内容でした。(ざっくりと)


”フィリピンでは道具として使う言語は2種類ある。それはタガログ語と英語であるが、主な用途は異なる。タガログ語はメイドや、バス・タクシー運転手、そして低賃金労働者に対して使うものである。要するに、何か注文や命令を下すために使うものだ。。一方で英語は友人と会話したり、家族と会話したり、ビジネスにおいて使ったりする。より頻度の高く、有効である。”


ここでどのくらいの方が違和感を覚えたでしょうか?タガログ語は本来母国語として扱われ、自国の文化の根幹になっている言語。英語は戦争の時にアメリカ合衆国から持ち込まれた言語。どうでしょうか?

この書き込みをした人はそうとう非難のコメントを受けていたようです。


しかし、考えてみてください。この文章の論旨は間違っているでしょうか?
この人は言語を道具として見ていました。その観点から見ると、使われる用途に対してのコメントなので事実なので正しいです。何も間違ってはいません。

また注目すべきなのは、その背景を作り出しているのはいったい何なのか、ということだと思います。
実はこの状況を作り出しているのは教育制度であり、英語を使えることで賃金水準が高い仕事を得られるという、ある意味の階級社会なのではないしょうか。そうすると教育システムを見ても、エリートには英語で教えるという教育の姿勢が現れていると言えるでしょう。

ところで、今回のコメントに多くのフィリピン人が反感を持ちました。それはなぜでしょう。
以前、すわまが述べたように、文化を理解するには、その文化を形成した言語を学ぶ必要があります。
彼らはそれを無意識のうちにでも分かっているのでしょう。そして言語とは学ばなければ身につきません。
現在フィリピンでは、テレビの影響、インターナショナルスクール、そして親が英語を使うということにより事情から、タガログ語を話せない子供が少なくないということを耳にしました。あるアテネオ大学の教授の子供がそうです。
このままでは、フィリピン文化が薄れていくのではないか、という危機感が彼らのどこかにはあるのではないでしょうか(ちょっと飛躍しましたね)

さて、日本に目を向けてみるとどうでしょうか?
今まで何気なく日本語を使ってきましたが、どれほど日本語を理解していたのでしょう?
文化を理解するためにはそれを成す言語が必要というのは外国文化・言語に限ったことではないでしょう。
自分たちの目に、日本文化というものはどのように映っているのでしょうか。

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